
SENJU―千住博画集 (求龍堂グラフィックス) - 千住 博
ちょっと前に、
Eテレ(NHKだったかな?)でやってた
千住博氏が高野山の金剛峯寺へ障壁画を奉納するまでの
創作過程を追ったドキュメントをやっていて、
番組表で見つけた時に、
「高野山」って単語だけで録画してたやつ、
やっと観たんだけれども、
私の不勉強で
「千住博?? ああっと千住兄弟の長男かな??」
ぐらいの知識しかなく、
(日本画関係の知識が皆無すぎて、よく母親に突っ込まれる)
前知識のないまま見てたんですけどね、
高野山の寺院の内装とか柱の色にキュンキュンすると同時に、
画家のビジュアルがドストライクで
あまり絵が入ってこなくて困る、という弊害←
おかげで二度見ました←
あーやって描くのかーって思いながら、
そういえば日本画家の知り合いが
「岩絵の具なんて、さあって塗ったら一発で筆臨終よ」
って言ってたなあ「日本画のコスパの悪さったらない」という旨の発言を。
しみじみ思い出してました。
学生のころで
日本画の線の細さが苦手だ、という話をしたら、
「一度下書き見るといいよ、日本画の下書きみたら印象変わるよ」
と言われて、
丁度上村松園の展覧会があって、
そこで下書きを展示していたから見に行ったら、
ものの見事にそれまでのイメージが払しょくされて、
なんだかんだで、
応挙とか若冲の展覧会を観に大阪まで遠征もしたな、と
しみじみ思い出した。
そして千住博、
辻仁成氏のサイトでコラム書かれてて、
全然名前気にせずに読んでたw
「ミラノで生まれたカツレツとインド生まれのカレーが日本でカツカレーになる」
って文章が妙に印象に残ってるのに、
肝心の御芳名を失念していたという。
面白いな。
好きなものを無作為にみてると、
どこかでつながったりする。
そういうのがあるから、
世の中を嫌いになり切れないのだ。