いちお中部になるケロアン。
北アフリカ地域におけるイスラム発祥の地です。
聖地であり、元首都も置かれた町。
一日目の宿泊地ということで、
しかもアザーンで早朝に目が覚めて、
でもアザーンが流れる場所が好きなのでメロメロしながらお散歩しました。
乾いた田舎町の佇まいにメロメロ。
誰もいない異国の朝の町並みは旅人の特権ですね。
ここでもチュニジアンブルーの窓枠。
すっごくすっごく様になってて、町並みだけで恋に落ちます。
そんなケロアン、
有名なのがアグラブ朝の貯水池。
うん。貯水池って感じ。
次、グランドモスク。
シディウクバモスクと言います。北アフリカ最古のモスク。
ミナレットフェチなさんまにたまらない31・5M
シンプルですが、ローマ遺跡を流用して作ってたりするので、
鳥の間に十字架があるのです。
偶像じゃなきゃ、経典の民は尊重すべき人々と宗教。
偶像じゃなきゃいいのだ。
そしてシディ・サバブ霊廟。
預言者ムハンマドの専属床屋でその髭を携帯してたという謎のおっさんサバブ。
マグレブの中でも最も美しいといわれる由縁はタイル細工で、
実際メロメロな装飾。
で、この日なんですけどね。
金曜なんですよ。イスラムの聖なる祝日金曜日。
そして夏休みも終わりに近づき、権威のあるシディサバブ霊廟。
おめかしな少年達がいっぱい着ます。
まるで七五三みたく。
「ああ、今日は割礼の日なんですよ」
…。
無邪気におめかしして、
あの建物の中で割礼されるのか。
と何故か複雑な気分になってたら、建物奥から子どもの泣き声が。
でも男の子は涙を見せないものらしく、
ママさんたちが独特の高い声を出してそれをかき消す。
やっぱり由緒正しい場所なので、
神聖な儀式をするに好まれるとのこと。
五組以上がぞくぞく登場して割礼ラッシュなケロアンでした。