![一夢庵風流記 (集英社文庫) [文庫] / 隆 慶一郎 (著); 集英社 (刊) 一夢庵風流記 (集英社文庫) [文庫] / 隆 慶一郎 (著); 集英社 (刊)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/31NWD9DXS5L._SL160_.jpg)
前田慶次といえば、
かぶきモノ。
彼が出てくる小説を読んだことがなかったので、
漫画のゲームのイメージのみ。
戦国BASARA(ゲーム版)では、「なんだこいつ」
戦国BASARA(アニメ版)では、見事なナウシカっぷり。
殿といっしょでは、気遣いヤンキー。
そんなところに「一夢庵風流記」
ママさんお勧め。
「読了後、この作家の本を大量に読もうと決めたら亡くなっててね……」
多分、さんまにおける伊藤計劃。
話としては、
前田慶次郎の、華々しき一生です。
最終的に、彼ならどうにかしてくれるのです。
スーパーマン的。
失恋でひきこもったり、
喧嘩大スキー☆だったり、
「俺? 強いよ??」
みたいな。
「俺? モテるよ??」
みたいな。
読んでて清々しい。
この時代の武士ってほら、物語でもいいよね。
三河武士が天下を獲ったから、鬱屈とした江戸時代になるわけです。
それにしても、
この戦国後期にご縁があるようで、
戦国初期の知識がさっぱりぷー。
ええと、物語としては、
面白いです。
読みやすいし、すいすい行けます。
だってほら、前田慶次郎、ネタとして最高な感じ。
吉原御免状読みたいなー。
堤真一が舞台やったヤツの原作。
やはり時代小説は独特の旨みがある。
鬼平も止まってるし、
しばらくSFと距離をおいて、こっちに専念しよっかな。
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