2012年05月21日

「彼が救われずして、何者が救われようか」

提婆達多 (岩波文庫 緑 51-5) [文庫] / 中 勘助 (著); 岩波書店 (刊)

会社の置き本にしてました、提婆達多。
ちゅうにっぷり全開、提婆達多。


中勘助といえば、代表作は「銀の匙」でして、
その日本語のキラキラっぷりに、
金平糖みたいな文章に、
「中勘助の日本語ポテンシャルったらないわ!!」
と、提婆達多を読み始めたんですが、
いやーねえ、
やってくれるよ中勘助。
「銀の匙」のイメージで読み始めたら、
とんでもない、提婆達多のこんちきしょう恨み節。
とにかく仏陀に対して、
粘着質とは俺のことさ、さそり座だぜ、俺(`・ω・´)
みたいな執念っぷりですよ。
ある意味、持久力のある男だ提婆達多(`・ω・´)


とにかく、中勘助の日本語ですよ。
この人の文章読んだら、
自分の文章が如何に軽薄でぴらっぴらかと思い知らされるわ。
リズムと重厚さと、それでいてすんなり入り込む華美ではない言葉の羅列に、
驚嘆しぱなしですわ。


それにしても提婆達多。
ミスター残念提婆達多(´・ω・`)
なまじイケメンなだけ残念だ提婆達多(´・ω・`)
posted by さんま at 21:58| 広島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読めヨメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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