![提婆達多 (岩波文庫 緑 51-5) [文庫] / 中 勘助 (著); 岩波書店 (刊) 提婆達多 (岩波文庫 緑 51-5) [文庫] / 中 勘助 (著); 岩波書店 (刊)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51gWUZdt8EL._SL160_.jpg)
会社の置き本にしてました、提婆達多。
ちゅうにっぷり全開、提婆達多。
中勘助といえば、代表作は「銀の匙」でして、
その日本語のキラキラっぷりに、
金平糖みたいな文章に、
「中勘助の日本語ポテンシャルったらないわ!!」
と、提婆達多を読み始めたんですが、
いやーねえ、
やってくれるよ中勘助。
「銀の匙」のイメージで読み始めたら、
とんでもない、提婆達多のこんちきしょう恨み節。
とにかく仏陀に対して、
粘着質とは俺のことさ、さそり座だぜ、俺(`・ω・´)
みたいな執念っぷりですよ。
ある意味、持久力のある男だ提婆達多(`・ω・´)
とにかく、中勘助の日本語ですよ。
この人の文章読んだら、
自分の文章が如何に軽薄でぴらっぴらかと思い知らされるわ。
リズムと重厚さと、それでいてすんなり入り込む華美ではない言葉の羅列に、
驚嘆しぱなしですわ。
それにしても提婆達多。
ミスター残念提婆達多(´・ω・`)
なまじイケメンなだけ残念だ提婆達多(´・ω・`)
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