
世界屠畜紀行 -
私はお肉を食べます。
食ヒエラルキーは
肉<魚<野菜 ですが、
お肉も食べます。
一番好きなのは、猪。
次が鹿、その後に豚とかウサギが続くの。
生き物を食べるために殺すことを、
「殺す」という単語だけピックアップして、
「かわいそう」という思想が、
貧弱な発想を持ってした、教養のないものの見方だと、
遠慮なく言えば、思ってます。
食べるために殺すこと。
食べることで生きることにつながるのなら、
生物として「カワイソウ」ではない。
殺す、で思考回路を止めると、
なんの発展もないだけで、
その先に食べて、生きるがあるのなら、
動物として必要な行為だ。
肉食をしないひとを批判する気は毛頭なくって、
つまり、それは人それぞれであって、
ただ、
肉を食うから残酷とか、野蛮とか、カワイソウとか、
屠畜にかかわる人間を差別する思考回路が、
軽薄で偽善的だと、
なんだかもやもやしている私が、
古本屋で見つけた一冊なわけで、
にしても、
目線が、
「屠畜って、こんなに興味深いものだZE!!」
というスタンスなので、
読み物として、紀行文として、
思想云々のまえに、
面白くって、新鮮。
国によっていろいろだわん、とか
ふむふむ、と新たな知識でずうっと新鮮だった一冊。
こういう本を見つけると、うれしい。